オルタネーター取り付け注意事項

  • ベルトは必ず新品に交換してください。 (ベルトスリップによるトラブルが多発しています。)
  • 必ずイグニッションスイッチをOFF またはLOCKにし、バッテリーマイナス端子を外して作業を行ってください。車両火災・感電等の事故や、オルタネーター故障の原因となります。
  • 必ずバッテリーの点検を行ってください。バッテリーが劣化している場合は、補充または交換を行ってください。
  • ハーネスの点検を行い、ケーブルやコネクタに劣化や損傷がある場合は必ず交換してください。
  • カプラーの接触不良がないかをご確認ください。車両側のカプラー内部の端子が広がっていたり、サビや汚れにより発電不良の原因となります。
  • ハーネスの点検を行い、ケーブルやコネクタに劣化や損傷がある場合は必ず交換してください。
  • オルタネーターB端子に接続するハーネスのリングターミナルの状態を必ずご確認ください。状態が悪いと、オルタネーター発電不良の原因や、車両火災等の事故に繋がる恐れがあります。
  • クランクプーリー(その他 共がけされているプーリー)に損傷や歪みが無いかご確認ください。
  • 取付け後、しばらく走行したら再度ベルトの張りをご確認ください。
「オルタネーターの不良?」と判断する前に

取り付け不備や車両側の原因によって、オルタネーターが発電しないケースが多々あります。
特に、取り付け直後から発電していないという場合は、原因がオルタネーター以外である場合が多いため必ずご確認ください。


ベルトは磨耗・劣化していませんか?

⇒ ベルトの状態を確認してください。取り外したオルタネーター(交換前のもの)のプーリー周りに黒い粉が付着していたり、プーリーが変色している場合はベルトが磨耗している可能性があります。

ベルトテンション(張力)は適切ですか?

⇒ 張力の調整は、自動車メーカーの整備マニュアルの指示に従ってください。
張力は弱すぎても強すぎてもトラブルの原因となります。
弱すぎると … ベルトスリップが発生し、発電不良の原因になります。
強すぎると … オルタネーター内部のベアリングに必要以上の負荷がかかり、異音や故障の原因となります。
また、新品のベルトは伸びやすいため、取り付け後しばらくエンジンを運転後に再調整してください。

バッテリー~B端子間の配線は劣化していませんか?

⇒ バッテリー電圧と比較して、B端子電圧が1.0V以上ドロップしている場合は配線不良(IG/ONで)


バッテリーターミナルに腐食はありませんか?

⇒ 腐食している場合は車両火災などのトラブルの原因になりますので、必ず交換してください。

バッテリーは劣化していませんか?

⇒ バッテリーが劣化していると、電圧が低くなったり、オーバーチャージに似た症状が発生する場合があります。

車両側カプラー内端子の電圧を確認(IG/ONの状態で)

⇒ カプラー内端子すべて正常であればバッテリー電圧と同じ値になります。
カプラー内の端子どれかひとつでも電圧が低い場合・電圧がきていない場合はその端子の配線不良です。

車両にオイル漏れやLLC漏れはありませんか?

⇒ 取り外したオルタネーター(交換前のもの)にオイルやLLCが付着していた場合は、車両側の点検・修理をしてください。オイルやLLCがオルタネーター内部に入ると故障につながります。




スターター(セルモーター)取り付け注意事項

  • バッテリーの状態に左右されやすいので、常にバッテリーを適切な状態に保ってください。
  • バッテリーケーブルの劣化や接点の接触部分に劣化がないかをご確認のうえ取り付けを行ってください。
  • 必ずバッテリーの点検を行ってください。バッテリーが劣化している場合は、補充または交換を行ってください。
  • キースイッチに問題がないかご確認ください。 (キースイッチ不良によるオーバーランでスターターが故障するケースが非常に多いため必ずご確認ください。)
  • リングギアに欠けや破損がないかご確認ください。 (リングギアの欠けが原因で噛合い不良によりセルモーターの故障につながります。)
  • B端子-バッテリー間の配線の状態に問題がないかご確認ください。 (正常な電圧がこないと、スイッチの作動不良や故障につながる場合があります。)
  • 取り付け前にB端子接続部の車両配線先端(リングターミナル)の状態を確認し、ターミナルの研磨または交換を行ってください。