オルタネーターのオイルかぶり
こんにちは
以前ご購入いただいたBMWミニのオルタネーターから「煙が出て焼き付いた」とのご報告をいただき、商品を分解検査させていただくことになりました。
戻ってきたオルタネーターには黒く焼けたような跡と、液体が流れたような黒い跡があり、フロント側ベアリングはシール部分が熱による変形の為、ロックしていて回りません。
※画像は分解後のフロントケースです↓
↓さっそくオルタネーターを分解してみますと後端に組み込まれているICレギュレーター、レクチファイヤ(ダイオード)に異常はありません。
↓ローターコイルのスリップリング、ブラシ、リア側のベアリングにも異常はありませんでした。
↓分解を進めていくとローターコイルとステーターコイルの間に何かが流れこみ、焼けて炭状になった物が大量に付着しています。
↓本来ローターコイルとステーターコイルの間に焼けて炭状になるような物は何もありません。
もちろんオルタネーターの中にはオイル類や液体は一切使われていません。
↓またフロントケースの裏側には油分を含んだ液体が焼け焦げた形跡がありました。
ここまでくればオルタネーターの中にオイルが流れこんだと断定ができます。
※ガソリンや水は熱蒸発するので流れた跡は黒く残りません
※オイルの燃えカスは炭状になります
※オイルであれば各コイルの隙間にも流れ込みます
分解画像と検査結果をお客様へお伝えしたところ「車両側にオイル漏れは無い」とのご返答とエンジンルームの画像が送られてきました。
ですがオルタネーターの取り付け部分(※赤枠部分)を見てみますと明らかにオイルが漏れている痕跡(オイル染み)がございました。
このような場合は製品保証の対象外(車両側の整備不備)となります。
また新しいオルタネーターに交換されたとしても漏れ出たオイルが再びオルタネーターの中へ流れ込み、最悪の場合、車両火災につながる可能性もございます。
今回の様な場合は壊れたオルタネーターを交換するだけではなく、壊れた原因(オイル漏れ)から修理をしませんと根本的な解決には至りません。
以前ご購入いただいたBMWミニのオルタネーターから「煙が出て焼き付いた」とのご報告をいただき、商品を分解検査させていただくことになりました。
戻ってきたオルタネーターには黒く焼けたような跡と、液体が流れたような黒い跡があり、フロント側ベアリングはシール部分が熱による変形の為、ロックしていて回りません。
※画像は分解後のフロントケースです↓
↓さっそくオルタネーターを分解してみますと後端に組み込まれているICレギュレーター、レクチファイヤ(ダイオード)に異常はありません。
↓ローターコイルのスリップリング、ブラシ、リア側のベアリングにも異常はありませんでした。
↓分解を進めていくとローターコイルとステーターコイルの間に何かが流れこみ、焼けて炭状になった物が大量に付着しています。
↓本来ローターコイルとステーターコイルの間に焼けて炭状になるような物は何もありません。
もちろんオルタネーターの中にはオイル類や液体は一切使われていません。
↓またフロントケースの裏側には油分を含んだ液体が焼け焦げた形跡がありました。
ここまでくればオルタネーターの中にオイルが流れこんだと断定ができます。
※ガソリンや水は熱蒸発するので流れた跡は黒く残りません
※オイルの燃えカスは炭状になります
※オイルであれば各コイルの隙間にも流れ込みます
分解画像と検査結果をお客様へお伝えしたところ「車両側にオイル漏れは無い」とのご返答とエンジンルームの画像が送られてきました。
ですがオルタネーターの取り付け部分(※赤枠部分)を見てみますと明らかにオイルが漏れている痕跡(オイル染み)がございました。
このような場合は製品保証の対象外(車両側の整備不備)となります。
また新しいオルタネーターに交換されたとしても漏れ出たオイルが再びオルタネーターの中へ流れ込み、最悪の場合、車両火災につながる可能性もございます。
今回の様な場合は壊れたオルタネーターを交換するだけではなく、壊れた原因(オイル漏れ)から修理をしませんと根本的な解決には至りません。